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アーカイブ: 2009/12
日学歯「学校歯科医生涯研修制度」基礎研修会
- 2009/12/11 金
- 会員のページ > 活動報告
平成21年11月29日(日)北海道歯科医師会館2階大講堂において、午前10時より学校歯科医生涯研修制度基礎研修会が開催され、北海道歯科医師会、札幌歯科医師会の共催で、日本学校歯科医会の副会長である黒住正三先生と拓植神平先生を講師にお招きして行われました。
全道からの受講者110名中、札歯会員は84名が受講しました。
講演は、4つの演題で
「学校歯科保健概論について」
「学校歯科保健の保健管理について」
「学校歯科保健の保健教育について」
「学校歯科保健の組織活動について」
昼食をはさみ、午後からは生涯研修制度に関してのディスカッションが行われ大変有意義な研修会となりました。
標記研修会は来年度以降も実施する予定ですので、未研修の先生方は是非ご参加ください。
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第59回全国学校保健研究大会
- 2009/12/11 金
- 会員のページ > 活動報告
平成21年11月10日(火)・11日(水)に第59回全国学校保健研究大会が広島市広島国際会議場で開催されました。11日午前9時30分より課題別協議会が始まり、第7課題・生涯にわたる健康管理の基礎となる歯・口の健康つくりの進め方に出席しました。内容は研究発表が3題、講義が1題でした。
趣旨
生涯にわたる健康づくりを実践するためには、自分の歯や口の健康に関心をもち、自分の課題を把握し、解決していくことができる資質や能力を育てることが大切である。
そのため、歯・口の健康つくりをめざした学校歯科保健活動の進め方について協議する。
研究発表
1)健康診断の効果的な実施と結果等を活用した健康教育の充実
-児童生徒一人一人のニーズに応じた歯・口の健康つくり-
山口県立周南総合支援学校 養護教諭 阿部幸枝 氏
特別支援学校における、健康診断の効果的な実施に向けた取り組みや事後の活動、また教諭や養護教諭による歯みがき指導や学校歯科医等による講習会、さらには、学校保健委員会での取り組み等、学校、家庭、関係機関と連携し、一人一人の疾病や障害の状況に応じた歯・口の健康つくりについて発表した。
2)生涯を通じた健康つくりに取り組む児童の育成
-歯・口の健康つくりを糸口として-
広島県福山市立熊野小学校 教諭 清水弓記子 氏、養護教諭 萩原桂子 氏
生涯を通じて健康な生活を送る基礎を培うとともに、自律的な児童を育てるために、各学年の健康教育学習テーマのもと、総合的な学習の時間を中心に教科、道徳、特別活動と関連させた実践や参加体験型の学習、さらには様々な歯科保健活動の取り組み等の成果と課題について発表した。
3)学校、家庭及び地域社会が連携した学校歯科保健活動の進め方について
-地域で取り組んだヘルス・プログレス-
東京都中野区立緑野中学校 学校歯科医 田中英一 氏
学校歯科医の立場から、これまでの「管理と疾病の診断」だけでなく「教育と健康」を意識した歯科保健活動への問題意識を端緒に、地域の歯科医師会や学校歯科医が、歯・口の健康つくり推進委員会を中心に、養護教諭部会との活動、地区懇談会でのシンポジウム、参加体験型の歯科保健学習等、中学校での学校歯科保健活動の実践を発表した。
講義
生涯にわたる健康管理の基礎となる歯・口の健康つくりの進め方
-自らの健康を見る目をはぐくむために-
明海大学 学長 安井利一 氏
生涯を通じた健康管理は、学童期から成人にかけて、保護者から自分自身による管理へと移行していく。健康に対する意識は成人になって自然と形成されるものではなく、小児期からの生活習慣や生活環境に左右されることが大きい。学童期の健康教育は重要であるが、病気の実体が直接的に見えないため生活習慣病を理解してもらうことは、子ども達にとって難しい。
自分の健康を見る目を養う点で、歯・口の健康課題は鏡を見ることによって状態や変化を直接的に観察できる貴重な学習素材となる。学校における歯・口の健康つくりの進め方を保育園・幼稚園、小学校、中学校、に分け発達段階に応じた指導と、動機づけについて講演がありました。
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第59回全国学校歯科医協議会
- 2009/12/11 金
- 会員のページ > 活動報告
平成21年11月10日(火)、広島市のホテルグランヴィア広島において第59回全国学校歯科医協議会が開催されました。
来賓挨拶、文部科学大臣表彰受賞者の紹介のあと、「学校歯科保健の現状と将来」と題して日本学校歯科医会会長の中田郁平先生による講演がありました。講演では、学校保健安全法、学校給食法の主な改正点と学校歯科保険の課題について述べられました。主な改正点である、1)児童生徒の個々の発達に応じた健康把握、2)学校安全の対応と教育、3)食育に関する健康教育について話されました。また、今後の学校歯科保健については、1)公益性のある健康教育活動の展開、2)基礎研修等の学校歯科医生涯研修制度のシステム整備、3)かかりつけ歯科医との連携強化に視点を置き発展充実を図っていきたいと話されました。
つづいて、「安全教育にかかわる学校歯科保健の可能性」というテーマで、浜松大学健康プロデュース学部教授の戸田芳雄先生、岐阜県山県市立伊自良北小学校教頭の原永子先生、広島県歯科医師会理事の三宅茂樹先生の3名のシンポジストによるシンポジウムが行なわれました。
戸田先生は教育学の視点から「歯、口の安全への意識の向上と支援戦略が課題」という内容で講演されました。その中で、1)教育を通しての歯・口の健康の自己管理能力の育成が基礎となることを常に忘れないようにすることが必要である。2)学校歯科保健を健康志向という側面から再構築するとき、安全は不可欠である。すなわちCo、Goの管理を教育の場で行なうにあたり、健康を支えるものとして(犯罪、災害、交通事故からの)安全はなくてはならないものである(セーフティプロモーション)。3)「生きる力」を育むために、子供の健康、安全、食育を推進する取り組み、教職員の体制作り、家庭、地域社会との連携が必要であると話されました。
原先生は学校現場の視点から「学校現場からの提案」という内容で、岐阜県の小中学校の養護教諭に行なった歯・口の外傷に関するアンケート調査の結果をもとに講演されました。学校での歯・口の外傷は93.9%の養護教諭が経験していて学校でも安全に関して様々な配慮や工夫をしているが、歯・口の外傷の減少には学校歯科医との更なる連携のもと歯・口の安全教育の継続が必要であると話されました。
また三宅先生は学校歯科医の視点から「広島県歯科医師会における学校安全に関する取り組みと課題」という内容で講演されました。学校保健安全法をもとに学校歯科医は何ができるのか学校と話し合い共通認識を持ち、またかかりつけ歯科医も情報を共有する必要があると述べられました。また、「歯と口の外傷に対する応急処置と予防」という冊子を県下の全ての学校、及び歯科医師会会員に配布するなどの広島県歯科医師会の取り組みについてもお話されました。
その後3名の先生による協議が行なわれ、学校と学校歯科医が今後さらに連携を深め、情報を共有することが必要であるとの提言をされ閉会となりました。
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